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2022.09.02

上高地通信

ルミエスタホテルから半径100m以内に咲く夏・秋の花5選

【ホテルから10m】
こちらは、上高地で最もよく見られる秋の花の一つです。
ノコンギクといいます。

花期が長く、9月末まで咲くそうです。
テラスにもノコンギクの群生を見かけます。
ノコンギクを見ながらハンモックに揺られる優雅なひとときを、過ごしてみてはいかがでしょうか。

【ホテルから50m】
こちらもキク科のゴマナ(胡麻菜)といいます。
ホテルを出て、ウェストン碑の方面に歩けば、路傍にゴマナが見られます。

余談ですが、名前に「ナ」とつく植物は食べられるそうです。
食べられる植物と食べられない植物を、名前で簡単に区別できるようにした、昔の人の知恵ですね。

【ホテルから100m】
猫のしっぽのような白いフワフワした花を見たら、サラシナショウマです。
ゴマナと同じく、ホテルを出て河童橋方面に向かう遊歩道の路傍に咲いています。

キンポウゲ科で、こちらも「ナ」とつくので食べられる植物です。
若芽をゆでて水でさらして食べたことから、「サラシナ」という名前になったそう。

参考:「上高地の花ハンドブック」前田篤史 著 

【ホテルから20m】
厳密に言えば、「花」ではありませんが、紹介したいと思います。

ルミエスタホテルと上高地温泉ホテルの間にある大きな岩を覆うコケをよ~く見てみると、緑一面の中にアカミゴケがひっそりと咲いて(?)います。

こちら「コケ」とつきますが、正しくは地衣類の仲間です。
じっと目を凝らさないと見つけられないので、我慢強い方はぜひ探してみてください。

【おまけ】
場所:上高地内
運が良ければ、上高地内でキラキラ光るヒカリゴケが見られます。
こちらは大変希少なコケで、日本では天然記念物に指定されています。
自ら発光せず、コケのレンズ状細胞が光を反射するために光る、というメカニズムです。

ヒカリゴケとアカミゴケは、上高地ビジターセンターで開催された「コケ・シダ観察会」で専門家の方に教えていただきました。
次は、2022年9月11日(日)に、上高地ビジターセンターで「コケ探訪会」が開催されるそうなので、コケ好きの方はぜひご参加ください!


 


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