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2022.10.22

山・ある記

穂高・槍をひとりじめ!~蝶ヶ岳へ紅葉登山~

朝は氷点下まで冷えるようになり、ホテル前の木もすっかり葉が落ちて少しさみしい風景です。


こんにちは、サクミンです!
久しぶりに丸一日休みがとれたので、10/19に、上高地から蝶ヶ岳へ日帰り登山にいってきました。

これ以上ないくらいの晴天に恵まれ、蝶ヶ岳山頂からは、槍ヶ岳・穂高連峰を麓から頂上まで見渡せました!



 

蝶ヶ岳は、ちょうど穂高の真正面に位置しているのですね

蝶ヶ岳は、ちょうど穂高の真正面に位置しているのですね

左奥:焼岳までくっきり見えます!

左奥:焼岳までくっきり見えます!

蝶ヶ岳山頂は2,677m!

蝶ヶ岳山頂は2,677m!

槍ヶ岳や穂高岳はご存じでも、「蝶ヶ岳」の名前を聞いたことがない方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

蝶ヶ岳は、かわいい名前とは裏腹に、丸くて地味な見かけの山です。
ちなみに、蝶ヶ岳という名前は、蝶の形の雪形(※)が現れることが由来だそうです。
蝶々がたくさん飛んでいる、という意味ではないのですね…


ではなぜ蝶ヶ岳を今回の山に選んだかというと、その立地にあります!
蝶ヶ岳は、穂高連峰と槍ヶ岳が真正面に見える位置にあり、晴れの日には、梓川から槍の穂先まで、高度1500m分の景色が広がります。


※雪形…山腹に岩肌や積雪で模様ができ、何かの形に見立てたものの総称
 

上高地から蝶ヶ岳へは、蝶ヶ岳ヒュッテという山頂にある山小屋に泊まることもできますが、せっかちなので日帰りで強行しました。

歩行距離は約24㎞、時間はたっぷり休憩をとって11時間ほど。

行程:上高地~徳沢~長塀山(ながかべやま)~蝶ヶ岳~横尾~上高地

朝5時、ホテルを出発して徳沢まで、夜明けを感じながら、のんびり歩きます。
徳澤園の裏にある、徳沢登山口から登山が始まります。

徳沢から3時間、長塀山という蝶ヶ岳までの中継地点である山まで登ります。
そこから蝶ヶ岳山頂まで、もうひと踏ん張り!

下山は、蝶ヶ岳から横尾までの登山道を歩きました。

徳沢登山口!ひっそりと蝶ヶ岳・長塀山への看板がたっています
徳沢登山口!ひっそりと蝶ヶ岳・長塀山への看板がたっています
長塀山へは、樹林帯の中を歩きます。樹の間から差し込む朝日がきれいでした。
長塀山へは、樹林帯の中を歩きます。樹の間から差し込む朝日がきれいでした。
朝もや×朝日
朝もや×朝日
木の根がびっしり!
木の根がびっしり!
山頂付近は、霜が降りて、つららも見られました。
山頂付近は、霜が降りて、つららも見られました。
こちらは霜柱。初めてみました!細い春雨のような氷が、土からにゅっと突き出てて、面白い出で立ちですね。
こちらは霜柱。初めてみました!細い春雨のような氷が、土からにゅっと突き出てて、面白い出で立ちですね。

水たまりも氷が張っていて、氷の厚さを確かめようと、片足を乗せたら…(バキバキ➡ぼちゃん)

ギザギザの落ち葉の輪郭に沿って霜がついています。

つららや霜柱に感心し、水たまりに片足を突っ込んだりしながら、一人珍道中をしていたら、いつのまにか蝶ヶ岳山頂につきました!


森林限界を越え、樹林帯を抜けたら、いきなり視界が開けます。まず目に飛び込んでくるのが・・・
 

山!広い空を、タカが悠々と飛んでいました。

上高地を流れる梓川、噴煙をあげる焼岳、涸沢と涸沢を囲う穂高連峰、槍ヶ岳、穂高と槍をつなぐ大キレット等々、北アルプスの名峰が並びます!

「これは夢?」って疑うくらいの絶景です。
 

最高のランチスポットでお昼ごはん!しかし、0℃近い気温に冷たい風が吹き荒れて、ピクニックどころではありませんでした・・・。一口おにぎりをかじったら耐え切れずに蝶ヶ岳ヒュッテへ避難。

各所の名前です!

定番となった、徳澤園でのソフトクリームで、今回の登山を締めます!

以上、蝶ヶ岳への山・ある記でした!


もう上高地にも初雪が降り、3000m級の高山は雪山となってしまいました。
今年はもう本格的な登山は行けないかなと思うと、悲しいですが、来シーズンに向けて鍛えたいと思います!


皆様も、上高地へお越しの際は、暖かくしていらしてください。
特にダウン、手袋、マフラー、ニット帽子をお忘れなく!

 


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