ライスワイン
本日は、2016年3月21日月曜日です。
2016年レストランサービスを担当する、柳信幸です。
皆様方の上高地での休日が、
より楽しいものになりますように、
お役にたつ情報をお伝えしています。
お部屋310号室より撮影 2015/11/10
今日は、日本酒についてお話します。
フランス料理と日本酒は合うのか?
結論を申し上げます。
「合います」
なぜ、日本酒が嫌いな人が多いのか。
戦争直後の日本で、米が不足していた時、
少ない米にいろいろな混ぜ物を加えて、
日本酒のような味がする日本酒もどきが誕生しました。
それを、日本酒と販売することを日本政府が許したのです。
理由は、酒税を取るため。
その混ぜ物とは、水あめ、グルタミン酸、醸造用アルコールなど。
その割合は、食べるコメもなかった時代の話なので・・・。
こんな日本酒がいまだに売られているということです。
「日本酒が嫌い」という皆様は、この日本酒もどきを飲んだ印象です。
日本人は米を主食としている人種です。
米で作られる日本酒が嫌いになるはずがありません。
安曇野の蔵元、大雪渓の春の純米酒
皆様、今日から日本酒を手に取ったら、
原材料を必ずご確認ください。
原材料に、米と米麹(こめこうじ)だけのお酒が本物の日本酒です。
ここに、醸造用アルコール、糖類、酸味料と書かれていると話は別です。
私が若いころ、飲み会では二日酔いが大量生産されていました。
日本酒もどきの酒を浴びるように飲んでいたのですから。
今では、本物の日本酒を楽しめるように業界が変わってきました。
お米だけで作られた日本酒を、「純米酒」と表現するようになっています。
ここ、信州にはとてもおいしい日本酒があると知りました。
この純米酒は、米のいい香りがします。
味はごまかせても、香りはごまかされません。
大きめのワイングラスに注いで、純米酒の香りをかぎましょう。
「それは、まさにライスワインです。」
上高地フレンチとライスワインのマリアージュを楽しみましょう。
レストラン「ラ・リヴィエール」では、
とっておきのライスワインをご用意して、
皆様のお越しをお待ちしています。
料飲支配人 柳 信幸
西洋料理サービス士1級
調理師 松本山雅FCサポーター
上高地ルミエスタホテル(旧上高地清水屋ホテル) (2016年3月21日 10:04)
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