2021.09.20
山・ある記
槍ヶ岳山行~秋の気配と逆さ槍~
槍ヶ岳登頂の翌朝です。素晴らしい快晴に恵まれました!
- 槍ヶ岳と朝日
- 黒部の山々の目覚め
せっかくなので槍ヶ岳のお隣の大喰岳に行ってみました。
大喰岳は「おおぐいだけ」でなく「おおばみだけ」と読みます。
標高は3,101メートル。標高が高いからきれいな景色が見られるかも?!
なぜ「大喰」岳という名前になったんでしょう…?
大喰岳からは黒部の山々や上高地でおなじみの焼岳の姿も見られました。
黒部は急峻な北アルプスの山々と比べると悠々とした大きな山が多い印象です。
焼岳は活火山で山容が特徴的なので遠くからでもよくわかりますね!
よく晴れた日には焼岳山頂から槍ヶ岳が見えています。
黒部の悠々とした大きな山たち
右に笠ヶ岳、左奥にはおなじみの焼岳
大喰岳山頂から振り返れば槍ヶ岳が。
大喰岳からの景色を楽しんだ後は槍ヶ岳山荘に戻って、槍沢ルートから下山を開始しました。まずは天狗原の分岐を目指し、分岐から天狗池に向かいます。
振り返ると青空と槍ヶ岳
- 天狗原過ぎた辺りです。
- チングルマの綿毛。夏は白い花の群生が見られるようですね。
天狗原分岐から天狗池に向かって少し登り返します。
また槍ヶ岳が見えてきました。
槍ヶ岳が再度見えてきました。
天狗池方面からこちらに向かってくる登山者に出会いました。
「今日は風がないから天狗池の水面も波がなくて逆さ槍がきれいに見えるよ!」
と教えてくれました。2日目のちょっと重い足取りが軽くなりました。
天狗池に映る逆さ槍
最後の急登を上って開けた先に天狗池が見えました。
湖畔まで降りると水面に逆さ槍が現れました。
こんな山奥にぽつんと池があって、更に槍ヶ岳が映り込んでいる偶然に驚きです!
槍ヶ岳も整えたわけでもないのに本当に綺麗な三角形に尖っていました。
奇跡のような自然の風景を楽しむことが出来た2日間でした。