みなさん、こんにちは!業務のシラハです。
今回は上高地を離れ、小谷村にある風吹大池に行ってきました。
前回の山ある記は2年前の奥穂高岳で、昨年は立山に登った1回のみ。
今回の風吹大池の登山は今年初です。
風吹大池は風吹岳のそばにあり、主な登山口は3つあるそうです。
その中で、今回は「北野口登山口」から登ります。
山と高原の地図によると、風吹大池まで登り3時間。
登山口から標高差約650mです。
風吹岳を知ったのはつい最近です。
「風が吹く山」というセンスが光る名前に興味がそそられ調べてみると、風吹大池がアルプス最大の池であること。
その割に訪れる人が比較的少なく、静かな山歩きができるとのことで紅葉の時期でも空いているかと思い今回の登山先に選びました。
この日、登山口の駐車場には朝8時前に到着し停まっていた車は4台。
下山までにすれ違った方は全部で11人でした。
1日通して晴れ予報の紅葉時期でこの人数ですから、比較的少ないというよりめちゃめちゃ少ないです。
写真の白い煙は、登山口近くで行っている地熱調査の蒸気と思われます。
さてさて
登山道に入ってすぐに数十メートル下ります。
たまにあるこのパターンの登山道…さては途中でアップダウンがあって、数値の標高差以外に大変なやつだな。と心の警戒アラームが点灯しました。
基本的に道幅は山頂までずっと狭めです。
歩き始めて30分
風吹岳2.5㎞の案内が出てきました。
このほかにも1/8というような標識もあり、山頂まであとどのぐらいか分かるようになっています。
このあたりの紅葉はこれからかな?という感じですが、時折まっ赤な紅葉が見られます。
どーんと濃い青空の背景とのコントラストが見事です。
登山道は案の定というか、歩き始めてすぐに急登になります。
そこそこいろいろな山を歩いたつもりですが、樹林帯の中では過去1~2番目に急だったと感じます。
ここから先は、急登→なだらか→ときどき下るを繰り返します。
登り始めて約1時間
なだらかになったところで視界が開けました。
遠くに見えるのは妙高の方でしょうか。
この日は全国的に晴れ予報だったので、どこの山でもさぞ良い山歩きができたのではないかと思います。
登山口から約2時間
風吹大池がある、風吹山荘に到着しました。
ひっそりと佇む森の中の隠れ家のような山小屋です。
途中すれ違った方が昨晩山小屋に泊まり、「15人いて混んでた」とのことです。
ひと息いれて、いよいよ風吹大池に行きましょう!
小屋からすぐに木道へと変わり、目の前には草紅葉が現れました。
第一幕 急登続きの登山道から 第二幕 金色の絨毯歩き へがらりと姿が変わります。
雲の無い青空と、秋の風が最高に気持ち良いです。
風吹大池です
ここからは池をぐるっと一周約60分でまわることができます。
周回できる道は池のそばにあり、木の切れ間から所々池の様子を見ることができます。
山の上の池は水が澄んでいて本当にきれいな景色です。
紅葉の時期も良いですが、新緑の時期も気持ちよさそうです。
途中、小敷池という表示がでてきました。
全く知らなかったのですが、風吹大池の周りにはいくつかの池があるようです。
せっかくなので足を運びます。
こちらの小敷池は山に囲まれた場所にありました。
池の反対側から鹿が水を飲みに出て来そうな、自然そのままの雰囲気です。
池の周りを歩く。と聞けば誰しも平らな道のお散歩と思うはず。
急に登りが出てきました。
完全に油断していたため気力を振り絞り歩きますが、心の中でぶーぶー文句が止まりません。
なるほど!今度は上から池を見てね♪…という事でしたか!
そのための登りだったんですね。
いやー、素晴らしいサービス精神に感服しました。
はるか対岸に風吹山荘を見ることができます。
登山最初の急騰といい、次からは早めに教えておいてください。
ぐるっと周って反対側にも小さな池があるようです。
池の周回も終盤戦ですが、最後に大きなサプライズが待っていました。
目の前いっぱいに広がる黄金の絨毯と、どこまでも続く1本の木道。
空には目線と同じ高さの雲が浮いていて、まるで楽園のような光景です。
遠くの山や針葉樹が景色に彩を添えます。
秋晴れの中、風もなく穏やかな時間が流れます。
池塘に映りこむ雲が、空により近い場所にいることを思わせてくれます。
とんぼの羽音が聞こえるほど静かで、ただ秋の少しだけ寂しいような空気を感じました。
ただ一本続く木道の真ん中に立ち、この広い場所でも他の人とは誰とも会いませんでした。
雪解けの頃は高山植物などでまた違った景色なのでしょうか。
池の周回から60分。
風吹山荘に戻ってきました。
少しだけ休憩を取って下山しましょう。
元来た道を戻ります。
登山口で見つけた お気をつけて は裏から見ると お疲れさまでした になっていました。
気持ちがほっこりします。
帰りは行きの急登がそのまま下りになるので足元のぬかるみに要注意。
慎重に歩いたこともあり、登りとほぼ同じ時間がかかりました。
最後に
風吹岳は登る人が少なく、北アルプスや妙高などの有名な山が周囲に控えているためどうしても登山候補から外れてしまうような山かと思いました。
実際に登ってみると、日帰りながら見どころが多く非常に満足度が高かったです。
何より圧倒的な人の少なさで、自分のペースで山を楽しめたのが良かったです。
次回また登山の際には山ある記を投稿したいと思います。
その日までお元気でまた会いましょう。